アクティブファンド と インデックスファンド

投資信託には、運用方法によって「アクティブファンド」と「インデックスファンド」の2種類があります。

「アクティブファンド」とは「積極的な運用をする投資信託」という意味で、資産運用会社等の担当者が企業訪問をしたり様々な分析を行って、市場の平均を上回る収益を狙います。しかし、運用がうまくいかなければ収益が市場平均を下回る可能性もあります。そして、運用担当者が高い収益を狙って分析等を行うため、一般的に信託報酬*などのコストは高くなります。

*信託報酬とは、投資信託を買った人が運用会社や販売会社等に支払う手数料のことです。投資信託を保有している間ずっと払い続けるため、信託報酬が高いと投資信託から得られる収益は少なくなります。

「インデックスファンド」とは、投資信託が日経平均などの指数(インデックス)と同じように動くことを目指す投資信託のことです。日本の指数では、日経平均やTOPIXが有名です。海外の指数では、先進国株式を対象とするMSCI KOKUSAIや、新興国株式を対象とするMSCI エマージング・マーケットなどが代表的です。
インデックスファンドは指数に連動させて運用を行うため、アクティブファンドに比べて、信託報酬などのコストは安いのが特徴です。

私たちが、自分の資産を長期にわたって形成していくためには、『インデックスファンド』が適した投資信託といえます。
投資信託を保有している間に払い続ける「信託報酬」が安く、市場平均を上回らないけれども、下回ることもほぼないからです。
ただし、世界全体の株式に分散して投資して、長期にわたって積立投資をしていくことが前提です。
例えば、インデックスファンドだからといってTOPIX連動型の投資信託に全額を投資してしまっては、日本の株式市場の影響をもろに受けてしまって、長期的に見て安定した収益を期待することはできません。

資産形成をする上で、世界全体を投資先と考えることが重要です。
日本、アメリカ、ヨーロッパ、発展途上国に適切に分散投資をすることにより、各地域や国で起こる経済的危機などの影響をもろに受けることを避けることができるからです。世界全体を長期的にみれば、経済は徐々に成長しています。

少し難しく感じる方もおられるかもしれませんが、今は1本で世界全体に投資できる投資信託もありますし、少し勉強して3~4本の投資信託を組み合わせるだけでも十分対応できます。そして、「インデックスファンド」を投資の中心にして、プラスアルファで「アクティブファンド」や個別の株式投資をしてみるのも良いと思いますよ。

 

個人型確定拠出年金(iDeCo)

個人型確定拠出年金(iDeCo)をいう制度があります。
http://www.dcnenkin.jp/

以前からあった制度ですが、加入できるのが自営業の人や、勤務先に企業年金のない会社員に限られていました。
でも法律が改正されて、2017年1月から専業主婦や公務員も加入できるようになりました。国民年金に入っていれば、60歳未満の人は原則だれでも加入できることになります。

確定拠出年金は、掛け金を支払う時(=確定拠出年金の制度内で投資信託などの商品を購入する時)や年金が給付される時(=運用してきたお金を受取る時)に、税金面での優遇があります。

個人型確定拠出年金にほとんどの人が入れるようになったのは、国はこれまでの年金制度では国民の老後の生活を支えきれないので、「制度を作って税金も優遇するから、自分の老後は自分で努力して何とかして下さい」という事なのです。

この個人型確定拠出年金という制度は、正しく理解して自分にあった活用の仕方をすれば、老後の資産形成において非常に優れている制度だと思います。

ただ、税金面の優遇があるといっても、その人の収入や、他の公的年金の加入状況、そして将来お金を受取る時の状況(一括?年金として?いつ受取る?)等によってメリットは異なってきますし、場合によっては、この制度を使わずに投資信託などで運用したほうが有利になることもあり得ます。

これからは、お金をただ銀行に預けておいたり、人任せ(銀行や証券会社の窓口などに運用をお任せ)にしていられない時代に、本当に突入してしまったとも言えます。
正しい知識を身に付けて、自分の資産形成を適切に行っていきましょう!